事業領域
business region建設ニーズに応えた最良の成果品を提供
construction地すべり防止工事など斜面対策工事全般のほか、地下水井戸の掘削や地下水及び地中熱を有効利用した環境に優しい散水・無散水消融雪設備の施工も行っています。
近年の技術開発としては、宅地造成地の土砂災害防止や斜面災害現場のように緊急性が要求される現場で威力を発揮する簡易削孔システム「軽技さっくん」の開発があります。この工法は通常のボーリング機械の運搬・設置がスペース等の関係で困難な場所や削孔深度が比較的浅い場合に低コストで迅速に施工できる特徴があります。
我々は地域の特性をふまえ、生態系や自然景観などの自然環境に配慮し、目まぐるしく変化する技術革新の中でより一層の技術力向上に努め、万全の体制と機動力で時代のニーズに対応していきます。
地すべり防止工事
landslide prevention地すべり防止工事には、地形や地下水等の自然条件を変化させることにより地すべり変動を抑制する抑制工と、鋼管杭やアンカー等の構造物により滑動しようとする地すべり土塊に直接的に抵抗力を加えて抑止する抑止工があります。
抑制工としては、浅い地下水を排除する横ボーリング工や集水井を掘削してその中から地下水を排除する集水ボーリング工のほか、地すべり頭部の荷重を除去する頭部排土工や地すべり末端に盛土を行う末端盛土工などを施工しています。
抑止工としては、基盤に定着させた鋼材の引張強さを利用して地すべり滑動力に対抗しようとするアンカー工や鋼管を不動地盤まで挿入することによってせん断抵抗力や曲げ抵抗力を付加し地すべり滑動力に直接抵抗する鋼管杭工などを施工しています。
のり面保護工事
slope protectionのり面保護工は、切土、盛土によって出現したのり面を表面で処理することによってのり面の安定を図ること目的としています。
のり面保護工では、切土・盛土のり面に植物を導入し、必要に応じて、その生育基盤の安定を保ち、成立した植生を維持管理する工法ののり面緑化工、法枠工、モルタル・コンクリート吹付工、鉄筋挿入工などの構造物を用いた構造物によるのり面保護工、構造物による保護工と植物による保護工を組み合わせた工法を実施しています。
さく井工事
bored wellさく井工事とは、ボーリング機械を用いてさく孔を行うことを言います。
当社では、さく井工事として消雪のための井戸掘削、農業用水への利用のための井戸掘削などの他、地中熱を利用した歩道融雪のための採熱工の掘削や無散水消雪のための井戸掘削なども行っております。
また、社会貢献活動として、災害時に利用出来る地下水の揚水井戸を掘削しての公共施設への提供を継続しております。
グラウト工事
grout調査設計安全・安心な社会インフラのために
research and landslide survey道路や河川等、社会インフラの効率的で確実な整備、老朽化施設の更新など幅広いニーズに対して、調査・設計を行っています。
一方、近年増加傾向にある、豪雨や地震を起因とした斜面崩壊や落石に対して、現地調査、監視、観測、対策工法の提案、設計を行い、安全・安心な社会インフラ整備に向けて取り組んでいます。
また、老朽化し更新時期を迎えた社会インフラの、ストック点検、診断調査、更新設計についても、高い技術力でサービスを提供しています。
われわれは、長年の経験により培った高い技術力をさらに向上させ、変化する社会ニーズに対応したサービスを、これからも提供してまいります。
軟弱地盤解析
softgrdound analysis軟弱地盤の挙動を把握し、適切な対策工を検討します。
軟弱地盤の沈下量や圧密に要する時間を把握するためにはその性状や特性を明らかにする必要があります。ボーリング調査の他、地中から対象となる土を乱さず採取し、室内土質試験を実施します。試料の採取が困難な場合も、標準的な値などから解析を行うことが可能です。解析した結果に基づき、適切な軟弱地盤対策工を提案します。
道路河川 / 構造物設計
road and river design地下水・水文調査
ground water survey対象地域内の水の循環機構とその定量的評価を明らかにするためには、水の流動に係る情報を把握する必要があります。地下水位や流向流速の測定等を行い、より詳細な地下水の情報を得ます。
測量全般
survey災害対応
disaster responsive地すべり監視や応急対策の提案をします。地すべりが発生した後や地すべりの前兆が認められる不安定斜面に対し,地すべり監視や応急的な対応を提案します。また、必要に応じて大規模災害発生現場に向かい、発生機構や応急対策等に関する所見をまとめます。
地盤調査
ground survey建築物基礎や法面、地すべり地の地質調査として、調査ボーリング、孔内水平載荷試験、簡易支持力測定、簡易貫入試験、スウェーデン式サウンディング試験などを行います。
防災インフラ、生活、人命を守る
disaster prevention地すべりは、融雪や豪雨など異常気象時や地震によって発生する場合が多く、地すべりにより人家・道路・河川・農地・森林などが被災し、人々の生活に甚大な影響を及ぼします。そのような地すべりに対する調査計画の立案、調査・解析の実施、対策工の設計、そして地すべり防止工事の作業手順や作業時の安全確保についてのアドバイスを行ってきております。地すべり発生後の対応として、被害拡大の恐れがある場合には、適切な監視体制やソフト対策も提案します。
その他、地すべり防止区域の指定申請に関わる資料作成の補助、地すべり概成判定の資料作成、土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域の指定手続きの補助などの実績があります。近年は、地すべり防止施設などの維持管理のための点検業務や、老朽化に対する更新工事の計画・設計も行っています。
砂防・地すべり調査
landslide research渓流における砂防調査・地すべり地における調査を実施します。
地すべりの発生予測や警戒避難体制の整備、斜面の安定解析を通じて防止工事の設計を行う場合には、地すべり発生機構や特性を明らかにする必要があります。そこで、地すべり地の地形・地質や地下水、地すべりの挙動などの調査を実施します。地すべり調査としては、地表地質踏査・ボーリング調査・ボアホールカメラ調査・地下水検層・地下水追跡・すべり面の土質試験・地すべり動態観測などが挙げられます。
斜面対策工設計
slope stabilization土砂災害防止法に基づく基礎調査
basic research土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域の指定手続きの補助、ハザードマップの検討などを行います。
総合解析
total analysis地すべりブロック区分、すべり面の位置や土質力学的特性、地下水の状況などから、地すべり発生機構を検討します。想定された地震動に基づく地震応答解析による不安定化斜面の抽出、3次元データを活用した地質展開図の作成・地すべり崩壊シミュレーション・地下水解析などのほか、GISを駆使した3次元モデル解析も実施しております。
施設維持管理
management砂防施設や地すべり防止施設、のり面工の点検を実施し,施設の長寿命化計画の検討や維持修繕方法の提案などを行います。